- 声 - 遠近孝一 、 根本圭子(幼少)
- 黒い長髪の少年で一人称は「オレ」。日向一族の分家の出身であり、額には分家の者だけが刻まれる呪印が施されている。日向一族の血継限界「白眼」を受け継いでおり、その力を利用した体術である「柔拳」を駆使した接近戦を得意とする。忍としての才も抜きん出ており、本来なら宗家にのみ伝わる「八卦掌回天」「柔拳法・八卦六十四掌」を、その才能によって独学で会得した。
- 幼少期に宗家当主の嫡子で従妹・ヒナタが誘拐された事件が原因で、宗家当主の伯父・ヒアシの身代わりに父・ヒザシが殺されたことから宗家とヒナタを憎み、才がありながら分家に生まれた自分の運命を恨むようになり、人生は変えようのない運命に支配されているという諦観を抱いたことで、自分よりも実力の劣るものを見下す冷酷な性格になっていた。
- 第一部の中忍試験では第三試験の予選ではヒナタと対戦し、ナルトへの憧れから決して諦めようとしないヒナタの意思の強さに驚愕するが、彼女からネジ自身が運命に苦しんでいることを告げられると激昂してヒナタを殺害しようとするも、試験官や他の上忍達に制止され勝利が決まった。
- 第三試験の本戦ではナルトと対戦し、「落ちこぼれ」と見下していたナルトを圧倒的な実力差で追い詰めるが、危機に陥ったナルトが発動した九尾の力によって精神に生じた隙を突かれて敗北した。しかしこの敗北によって運命は自分が決めるものということに気づき、試験後にはヒアシからヒザシの死の真実を知らされたことでヒアシやヒナタとも和解し、性格も以前より柔和になった。
- サスケの奪還任務では副隊長として音の四人衆の鬼童丸と対戦し苦戦を強いられるが、死角を敢えて晒すという決死の作戦により、胸に穴が空くという重傷を負いながらも何とか勝利を収めた。第一部の終盤ではヒアシと共に修行し、ヒアシやヒナタとお茶を飲みくつろいだり打ち解けていた。第二部では上忍に昇格しており、我愛羅の奪還任務では第三班のメンバーと共に第七班の増援に向かった。
- 第四次忍界大戦では第2部隊に配属され、10万体のゼツと交戦しヒナタとのコンビネーションにより善戦するが、戦闘や陣地での見張りにチャクラを使いすぎたことにより疲労で初日の晩にダウンした。回復後は忍連合軍の一員として十尾と戦うナルト達の救援に駆け付け、十尾の攻撃をいのと協力してずらすが、人型に変形した十尾の木遁による広範囲攻撃から、ナルトと彼を庇おうとしたヒナタを守るために盾となって致命傷を負い、ナルトに後を託して息を引き取った。
- 原作者は 漫道コバヤシの中で「ネジにはナルトとヒナタがくっつくためのキューピッドになってもらいました」と言い、ネジがあまりにあっけない最期を迎えたことについては、『 THE LAST -NARUTO THE MOVIE-』の上映を記念して行われたインタビューにおいて「死って意外なほど突然来るんですよ。それまで、例えば自来也の死のシーンとか、わりとねちっこく演出することもありましたが、ネジのときはそれをあえてやめました。死は突然だし、戦場の中で感傷に浸る余裕もない。いつ誰が死ぬか分からないという覚悟がないといけないし、丁寧に描き過ぎればウソくさくなる」とその意図を語った 。
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日向ネジ
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